商売人 vs 職人
昨日、生徒さんに京都の日本料理店に連れて
行ってもらいました。
ランチでお店にお伺いしたのですが
カウンター席しかなく、店の中はこじんまりしていました。
隠れ家的な感じです。
京都の銘酒「玉乃光」をはさんでもらったり、
おもてなしがすごく、全部で9、10品ほど料理が出てきました。
どの料理1つ1つとっても、非常に凝っており、
味が美味しいだけでなく、とても繊細なものばかりです。
また、お皿や飾り付けも見てください。
これまた、非常に凝っています。
そして、これだけ凝って、値段はランチとは言え
たったの4500円。
信じられないです・・・
まさに職人、絶対に儲けはほとんどないです。
お客さんに心から楽しんでいってほしいという気持ちが
すごく伝わってきます。
デザートのライチのアイスクリームを食べているときに
大将が1つ1つ食べ終わった後の食器を手洗いしていました。
私は気づかなかったのですが、
中華料理屋を営む生徒さん曰く、
あの食器は手洗いしかできないものだから、
非常に手間がかかるとのことです。
これまた、感動しました。
世の中にはこのような「職人」と呼ばれる人と、
「商売人」と呼ばれる人の2種類がいると思う。
今の世の中はお客さん本位じゃない儲けのみを追求する
「商売人」が非常に多い気がします。
材料費や安全なものをお届けすることを一切無視し、
コスト削減ばかりする一方、宣伝費には莫大なお金をかけて
知名度を上げることばかりに力を入れる
実を伴わない「商売人」です。
残念なことに「職人」は「商売人」に負けてしまいます。
本当の価値よりも安いことだけを追求する人が圧倒的多数だからです。
でも、私は今回の日本料理の大将のように
本当の価値を提供する「職人」を応援したいです。
もし、機会がありましたら、
ぜひ、日本料理「大神」に立ち寄ってみてください。
私もFXスクール業界で、ただ生徒を集めるだけのような「商売人」ではなく、
本当にわかりやすく、質の高いレッスンを提供する「職人」であり続けたいと思います。