シャープ買収の原因について
先日、とうとうシャープが台湾の鴻海(ホンハイ)に
買収されることが決まりました。
この出来事は日本の電機メーカーにとって
大きな変化をもたらすかもしれません。
そもそも、シャープがなぜ倒産の危機にさらされたかは
液晶事業への行き過ぎた設備投資、一極集中の企業戦略など
色々言われていますが、間違いなく、
日本人の人件費の高さ
が一番の原因だと思います。
日本のモノづくりの会社はすべて
日本でモノを作ったり、開発している時点で
人件費が高いので、かなり不利な状況です。
20年前にシャープが買収されるなんて
誰が想像できたことでしょう?
会社なんて、今は安泰と思っていても
いつどうなるかわかりません。
今回、下請の電子部品メーカーである鴻海が
総合家電メーカーを買収することによって、
言ってみれば、自社で何でも作れるようになります。
日本の技術力を手に入れただけでなく、
コスト競争でかなり有利になるので、
人件費の高い日本の電機メーカーにとっては
かなりの脅威です。
いきなりリストラされたり、どんなことが起きても生活できるよう
しっかりとスキルを身に付けなくちゃいけませんね!